19日、多賀城市の住宅で母親を刃物で刺して殺害したとして逮捕された16歳の少年が、警察の調べに対し
「引きこもりの状態から脱したいと悩んでいるのに、母親が親身になって自分のことを考えてくれず、
日ごろから言い争いがあった」と供述していることがわかり、警察は殺害の動機を詳しく調べています。
多賀城市に住む16歳の無職の少年は、19日午後2時前、自宅の2階の居間で43歳の母親の胸などを
刃物で刺して殺害したとして、殺人の疑いが持たれています。
警察の司法解剖の結果、母親は腹や胸などを10か所以上刺されていて、死因は大量の出血による
失血死だったとわかりました。
少年は、警察の調べに対し「中学校に入ってから不登校になった。買い物にも出られないような引きこもりの
状態から脱したいと悩んでいるのに、母親が親身になって自分のことを考えてくれず、日ごろから言い争いがあった。
テレビのニュースを見ていて親のあり方をめぐって口論になり、ナイフで刺した」と供述していることが新たにわかりました。
警察では、自分を変えたいと思っていた少年が、母親が真剣に向き合ってくれないと不満を募らせていたことが
事件の背景にあるとみて、殺害の動機を詳しく調べています。
08月20日 20時10分
“母が親身になってくれず” - NHK宮城県のニュース
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6004392641.html?t=1345470137453