2012年8月17日、人民網日本語版によると、シートベルト柄のTシャツが中国で人気となっており、警察が警笛を鳴らしている。中国新聞社が伝えた。
中国版ツイッター「微博」で最近、衣服の販売業者が白の半そでTシャツを宣伝しているのを見かけた。一見それほど魅力のある宣伝ではないのだが、
「運転の必須アイテム」とのうたい文句が添えられていたため、クリックしてその運転に必要なTシャツとは一体何なのか見てみた。すると、
画面に現れたのはなんと左肩から右下に向かって、シートベルトの模様が入っている白のTシャツだったのだ。
車のシートベルトは効果的な安全防御装置の一つで、「命のベルト」とさえ呼ばれており、交通事故が発生したときに負傷しないように守ってくれたり、
負傷の程度を最低限に抑えてくれたりする。特に高速で走っている車が何かにぶつかったり、急ブレーキをかけたりした際には、
ドライバーの体重の20倍以上の負荷がかかる可能性さえあり(走行速度や衝撃の程度により異なる)、ドライバーだけでなく、
同乗者がハンドルやフロントガラス、シート、ドアなどに衝突し、負傷したり、ひいてはドライバーが運転席を外れてしまったり、車外に飛ばされたりしてしまう恐れさえある。
しかしシートベルトを締めないことの危険性は誰でも知っているのに、ほとんどの人が車を購入する際に気にするのは車両自体の安全性能だけで、
ドライバーや同乗者の命を守ってくれるシートベルトに関しては全く気にかけていない。ある関連のデータによると、
中国のドライバーの90%がシートベルトを締める必要性を自覚しておらず、締める習慣もない。シートベルトが機能を果たさないことは、
スピード超過と飲酒運転に次ぐ、交通死亡事故発生原因の3位になっている。
Record China 8月19日(日)21時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120819-00000014-rcdc-cn 画像
http://image.excite.co.jp/feed/news/Recordchina/201208190140000view.jpg (続)