島根県出雲市による税・国保料滞納者への人権を無視した取り立てが問題になっています。日本共産党の
大国陽介市議の追及に、市側は“反省の弁”をのべていますが、取り立てられた市民の怒りは収まりません。
(島根県・桑原保夫)
「25万円の納付はしんどい。首でもつって生命保険で払いましょうかというと『どういう形であれお金が入れば』と言われ、
ムカッとしました」―。アパート経営などをしている男性(56)は納付相談での市担当者とのやりとりを振り返ります。
保険証取り上げ
派遣会社に貸していた男性の経営するアパートは、2008年のリーマン・ショックで全室空室になりました。資金繰りに困り
固定資産税を滞納しました。何度も相談し、月15万円の納付を市の要請で25万円に増やしましたが、昨年暮れ簡易保険や
生命保険の差し押さえを受けました。
大型店出店のあおりで売り上げが2000万円減った食料品製造販売業の男性(37)は、市から「いつでも差し押さえできる」
「回収は2年でやる。5年は待てない」と突然通告されました。母親が糖尿病なのに国民健康保険証を取り上げられ、「通院の
必要があればきちんと払いなさい」「(父親の)年金をすべて納税に充ててもいいじゃないか」とも言われたといいます。
男性は「人間の言うことじゃない。家族もいるし、住む家も失うのではないかと必死なのに、収納課の立場と論理で一方的に
責めたてられて腹立たしかった」と怒ります。
>>2に続く
ソース しんぶん赤旗 2012年8月17日
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-08-17/2012081714_01_1.html (写真)相談者に6月議会の質問戦について話す大国市議=8日、出雲市
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