【毎日新聞】 「韓国大統領発言…日本政府は国内のナショナリズムが不測の事態を招かぬよう留意が必要だ」★2

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2有明省吾ρ ★
>>1(の続き)

同時に、かつては機能した日韓の政治家、官僚による摩擦回避のシステムが、やはり世代交代によって機能不全に陥った。
これをカバーする新たな枠組みを作り損ねたのは日本の大きな失敗だったのではないか。 
今や韓国社会のエンジンにあたる世代は、一般的に日本より中国を重視しているように見える。

こうした時代変化の中でも両国民が友好的な往来を続け、部分的ではあれ文化も共有しているのは、
両国の人々が営々として築いてきた協力関係のたまものである。
李大統領の行動や発言を看過できないのは、この努力の積み重ねを決定的に崩壊させかねないからだ。

幸いにして、李大統領は15日の光復節演説で、従軍慰安婦問題には言及したが竹島には一言も触れなかった。
韓国政府は竹島や周辺海域で予定していた新たな施設建設を当面見合わせる方針だと報じられている。

韓国の国民世論も今のところ反日ナショナリズムの嵐が吹き荒れるという状況ではないようだ。

しかし油断はできない。日本政府も言うべきことを言うのは当然として、国内のナショナリズムが不測の事態を招かぬよう留意が必要だ。

毎日新聞 2012年08月16日 02時32分
http://mainichi.jp/opinion/news/20120816k0000m070092000c.html
http://mainichi.jp/opinion/news/20120816k0000m070092000c2.html