【企業】 好調のDeNA ファイナルファンタジー が人気。 「連続攻撃に課金」が奏功

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ぽてぽんφ ★
「コンプリート(コンプ)ガチャ」問題、競争激化などソーシャルゲーム業界が試練に直面するなか、
ディー・エヌ・エー(DeNA)が着々と業績を伸ばしている。9日に発表した2012年4〜6月期連結決算
(国際会計基準)は営業利益が183億円と前四半期(1〜3月期)比5%増を確保。さらに「コンプガチャ」
問題の悪影響が最も強まるとみられていた7〜9月期の営業利益についても、4〜6月期比で6%増えるとの
予想を公表。成長持続の裏側を読み解くカギは、有名ゲームタイトル「ファイナルファンタジー(FF)」にある。
「コンプガチャの廃止後もゲームの収益は横ばいを維持できた」。9日の決算会見で守安功社長は手応えをにじませた。
同社はゲームに随時新たなシステムや要素を盛り込んで利用の活発化を図ってきた。コンプガチャを廃止しても
別の形式のガチャが伸びるなど、悪影響を補えたのはこうした取り組みが奏功したからと言える。
なかでも同社で成功しているゲーム要素が、FFを活用して投入した「リアルタイムチームバトル」というシステムだ。
FFはゲーム大手、スクウェア・エニックス・ホールディングスを代表するタイトルの1つ。
ソフトの販売本数はシリーズ累計で1億本を超え、国内外で高い人気を誇る。DeNAはスクエニHDと組み、
昨年末からFFを題材にしたソーシャルゲーム「ファイナルファンタジー ブリゲイド」をSNS(交流サイト)
「モバゲー」に投入。ゲームでDeNAは他社に先駆けて「リアルタイムチームバトル」を採用した。
FFブリゲイドもほかのタイトルと同様、有料の電子くじ「ガチャ」と類似した課金システムを採用している。
ただ、ガチャとは別に「回復アイテム」と呼ばれる課金方法を伸ばすことにも成功している点が大きな特徴だ。

http://www.nikkei.com/markets/kigyo/editors.aspx?g=DGXNMSDY0901LN09082012000000&df=1