【埼玉】「補助金支給と拉致問題との関連がどこにあるのか、私たちの目を見ながら答えてほしい」朝鮮学園の関係者が県庁を訪問

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埼玉県が埼玉朝鮮学園に対する教育補助金支給を2年連続で保留凍結しているのと関連し、埼玉朝鮮初中級学校の関係者らが3日、
埼玉県庁を訪れ、上田清司知事に宛てた要請書を倉上伸夫総務部長に提出した。関係者らは、ただちに凍結の決定を取り消し、
速やかに支給するよう強く要請。埼玉朝鮮学園保護者、学園関係者、卒業生、県下在住の同胞、他県の同胞、
日本市民たちが5月初旬から集めた1万9578筆の署名も提出した。

要請には、埼玉朝鮮初中級学校の高石典校長、埼玉朝鮮学園の金承志理事長をはじめ、同校アボジ会、オモニ会、
卒業生、学父母、埼玉高等学校教職員組合、「朝鮮学校の生徒を守るリボンの会」の代表ら11人が同行。日本のメディア数社も同席した。

席上、埼玉初中アボジ会の李良成会長は、「なぜわれわれの学校だけがターゲットになって補助金を受けられないのか。
現況を知るために知事に学校に足を運んでもらいたい。父兄、同胞の気持ちを知事、県議会に伝えてほしい」と涙ながらに訴えた。

一行は、1982年から30年の間、支給されてきた補助金が学校や子どもたちとまったく無関係な拉致問題などを理由に凍結されたことは不当だと指摘。
また、「知事が過去に拉致被害者家族たちとは会っているのに、2万近い署名を持ってきた我々と会わないのは納得できない。
補助金支給と拉致問題との関連がどこにあるのか、私たちの目を見ながら答えてほしい」「今回の要請について、
朝鮮学校を訪問したことがある知事がどう言ったか教えてほしい」「われわれの気持ちを直接伝えたいので、知事に会わせてほしい」などと訴えた。

要請に対し、倉上総務部長は、「多くの署名があったこと、今日聞いた生の声を知事に伝える」と答えた。(李東浩)

ソース 朝鮮新報
http://chosonsinbo.com/jp/2012/08/0804ton/
http://chosonsinbo.com/jp/files/2012/08/6b440014bcabfec89de4f3f65633dd3a-320x213.jpg