学食の素うどんで腹ばかりすかせる俺
超高級焼き肉の前 赤い看板を見てる
やり場のない空腹感を満たしたい
近所の食堂 食い逃げして見つかれば逃げ場もない
しゃがんでかたまり小銭集めても
ステーキけんすら入れない自分たちに泣く
そして仲間たちは今夜 泥棒の計画をたてる
とにかくもう肉がない生活には 戻りたくない
自分の好みが何なのかさえ 解らず腹を空かせる 18の夜
盗んだカルビに箸を出す 味すらも解らぬまま 立ちこめる煙の中で
タレにも染みさせなきゃダメと 放り込んだその時に
「じゅう」って音がした 18の夜