【訃報】故三木武夫元首相夫人、三木睦子さん死去…元従軍慰安婦に補償「女性のためのアジア平和国民基金」や「九条の会」呼び掛け人

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 故三木武夫元首相夫人で、護憲の立場から積極的に発言した睦子(むつこ)さんが7月31日午後0時34分、
大腸腫瘍のため東京都千代田区の三井記念病院で死去した。95歳。千葉県出身。 
 
 葬儀は近親者で3日に済ませた。お別れの献花式を7日午後3時から東京都港区南青山2の33の20、
青山葬儀所で行う。喪主は長男啓史(ひろふみ)氏。

 1940年に三木氏と結婚。74年12月の三木政権発足後は首相夫人として支えた。88年に三木氏
が死去した後も、北朝鮮との国交正常化や護憲を訴え活動した。95年、民間基金で元従軍慰安婦に補償する
「女性のためのアジア平和国民基金」の呼び掛け人となったが、政府が「慰安婦問題は法的に解決済み」と
国家賠償を否定したことに落胆し、翌年辞任した。

 大江健三郎、梅原猛両氏らとともに、改憲に反対する「九条の会」呼び掛け人として各地で護憲を訴えた。
2002年には、日朝親善で積極的に活動したとして、北朝鮮から勲章を授与された。

 実家は政治家一家。父は昭和電工創業者の森矗昶(のぶてる)元衆院議員で、森美秀元環境庁長官、
森清元総務長官は弟(いずれも故人)。高橋紀世子元参院議員は長女、森英介衆院議員はおいに当たる。

ソース:http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/08/03/kiji/K20120803003826220.html