■国民には「増税」大臣は「ムダ遣い」
国民の税金をなんだと思っているのか。玄葉光一郎外相(47)が、バカ高いチャーター機を
使って訪中したことに批判が噴出している。
23日日帰りで中国を訪問した玄葉大臣。大新聞テレビは「外相訪中 異例の厚遇」などと
ヨイショしていたが税金の無駄遣いもいいところだ。飛行機代に1200万円も使っていた。
霞が関関係者がこう言う。
「頻繁に外国を訪問する外相が、隣国の中国に行くのにわざわざ飛行機をチャーターするなんて
聞いたことがない。定期便を使うのが当然です。チャーター機を使うのは、定期便の飛ばない
辺境の国へ行く時か、邦人救出など緊急の時というのが常識ですよ。定期便なら羽田―北京往復は、
正規料金でも26万円。1200万円もかけるなんて異常ですよ。贅沢すぎる。民主党は『財政が
破綻する』と国民に増税を強いているのに、大臣が無駄遣いしているのだからメチャクチャです」
さすがに外務官僚もチャーター機を使うことに難色を示したらしいが、玄葉大臣のたっての希望
だったという。そもそも、この時期に訪中する必要があったのかどうか。つい最近、野田首相が
APECで胡錦濤主席と会ったばかりだし、12月の訪中も決まっている。
「政経塾出身の玄葉大臣は、エリート意識が強いナルシシスト。外相になったらチャーター機
くらい当たり前と思っているのでしょう。やっかいなのは、政経塾の同期で、同じ当選6回の
前原誠司(49)に強いライバル意識を持っていることです。前原政調会長が外交に口を挟むと
反発して暴走しかねない。チャーター機を使って訪中したのも、存在感を誇示したかった
のでしょう」(民主党事情通)
なぜ、チャーター機を使ったのか外務省に問い合わせたが、締め切りまでに回答がなかった。
しかし、民主党にはこんな大臣しかいないのか。国民に負担増を求めておいて無駄遣いなんて
許されない。
▽日刊ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/133869