【徳島】花火大会の清掃ボランティア「なぜ市職員だけ時間外勤務手当が支給されるの?」 鳴門市、指摘受け方針変更

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 8月7日の鳴門市納涼花火大会の翌朝に行われる清掃活動に向け鳴門市が市民から無償ボランティアの参加を募ったところ、
同じ作業に当たる市職員に時間外勤務手当の支給が予定されていたため、市民から「なぜ職員だけ有償なのか」と疑問の声が上がった。
指摘を受け、市は職員も無償で参加させるよう急きょ方針を変更した。

 市観光振興課によると、清掃活動は8月8日午前6〜8時に市文化会館周辺で行う。例年は、
職員と作業を委託したシルバー人材センターのスタッフらが作業に当たってきたが、今年は初めて市民の参加を募ることにした。

 「ごみの量の多さ、作業の大変さを多くの人に知ってもらうとともに、作業の効率化を図りたい」(同課)というのが市民に参加を求めた理由で、
報酬や交通費などの支給はなし。既に中高生らが参加する意向を示している。一方、30〜40人が参加する市職員は職務の一環としていることもあり、
市職員諸給与条例に基づいて、合計で10万円前後の時間外勤務手当の支出を見込んでいた。

 これに対し、市民から「不公平だ」との指摘が続出。毎年、自主的に清掃活動に参加する男性(76)は
「同じ作業をしても職員だけ有償なのは納得がいかない」。女性(31)は「市の財政は逼迫(ひっぱく)しているのだから、
職員もボランティアで参加するべきだ」と話した。

 直接の指摘は寄せられていないものの、市は徳島新聞の取材で市民の間に疑問の声があることを把握。対応を検討した結果、
職員にもボランティアでの参加を求めることにした。市観光振興課の小椋勝課長は「ボランティアを募集しておきながら、
職員には従前通り手当を支給することの是非について内部の検討ができていなかった。市民に迷惑をかけてしまい大変申し訳ない」と話した。

ソース 徳島新聞
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2012/07/2012_134293516532.html