東京電力福島第一原子力発電所の事故の収束作業で、工事の一部を請け負った会社の役員
が作業員に対して線量計に放射線を通しにくい鉛のカバーをして被ばく線量を少なく装うよう
指示していた疑いがあることが分かったとして、厚生労働省は近く会社の関係者から話を
聞くなど調査を始めることにしています。
厚生労働省によりますと、被ばく線量を少なく装うよう指示していた疑いが出ているのは、
福島県浪江町の設備メンテナンス会社「ビルドアップ」の役員です。
この会社は、東京電力が発注した福島第一原子力発電所の放射線が高い現場で配管が
凍結しないための工事を請け負っていましたが、厚生労働省によりますと、去年12月、
役員が作業員十数人に対してそれぞれが身につける線量計に放射線を通しにくい鉛のカバーを
して被ばく線量を少なく装うよう指示したという情報が寄せられたということです。
*+*+ NHKニュース +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120721/k10013750711000.html