【毎日新聞】 与良正男「前回の衆院選…マニフェストのいいかげんさは承知のうえで、民主党に1票を投じた有権者も多かっただろう」★2

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1春デブリφ ★
★熱血!与良政談:有権者を信じる=与良正男

以前からポピュリズムという言葉は極力使わないようにしている。日本では「大衆迎合(主義)」と同じ意味で語られることが多く、
その根底には「大衆とは愚かなものだ」といった考えがあるように感じるからだ。

新聞やテレビもしばしば使う「選挙目当て」という言葉はどうだろう。
これもどこか「有権者はこの程度の話で喜ぶに違いない」と見下すような意識があるように私には思える。

議会制民主主義の基本は有権者による選挙だ。政治家が国民の支持や理解を得る努力をするのは当然で、
「選挙目当て」自体が悪いわけではない。むしろ政治家が「選挙目当て」と思ってアピールする話が有権者の心を打たない、
つまり逆に「選挙目当て」にならないことが実は問題なのだ。

結党したての「国民の生活が第一」にあまり期待が集まらない大きな理由はここにあると思う。
小沢一郎代表は「反消費増税」と「脱原発」で次の衆院選は勝てると言っているそうだ。しかし、有権者はそんなに単純か。

私たちは「政権交代したら、なんぼでも財源が出てくる」と胸を張って失敗した民主党政権の姿を既に見ている。
増税なしで、どうやって社会保障制度を維持していくのか、もはや具体論なしでは有権者は納得しない。
「脱原発」にしても小沢氏らがこれまでどれだけ、それに熱心だったのか。多くの人は疑問に思っているはずだ。
有権者の方が、これは単なる「選挙目当て」だと見なしているといっていい。

かねて小沢氏は(1)有権者はバラマキに弱い(2)有権者は有名人が好きだ(3)選挙の時に増税を口にするのは愚の骨頂だ??
と固く信じているところがある。一面の真理ではある。だが、私はここに小沢氏の深い人間不信のようなものを感じてきたし、
そんな政治から変わっていきたいともずっと考えてきた。そして実際徐々に変わりつつあると思っている。(>>2-3へ続く)

毎日新聞 2012年07月18日 12時15分
http://mainichi.jp/opinion/news/20120718k0000e070224000c.html
※前(★1:7/18(水) 14:20:50):http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1342588850/