パンダ課長…元上野動物園長の中川志郎さん死去
中川志郎氏 81歳(なかがわ・しろう=元上野動物園園長)16日、間質性肺炎で死去。
告別式は20日正午、さいたま市南区白幡3の10の8セレモニー武蔵浦和ホール。喪主は妻、啓子さん。
1952年、獣医師として上野動物園に勤務。
72年に初来日したジャイアントパンダのカンカン、ランランの飼育課長として飼育プロジェクトを指揮し、
「パンダ課長」とも呼ばれた。83年には多摩動物公園でコアラの飼育も指揮。
87年から3年間、上野動物園長を務めた。
94年にはミュージアムパーク茨城県自然博物館の初代館長に就任し、11年間務めた。
パンダに関しては、「ジャイアントパンダ保護サポート基金運営委員会」の委員長を務めるなど、
動物園での繁殖や、野生のパンダの保護活動に熱心に取り組んでいた。
昨年2月に来日した上野動物園のパンダ「リーリー」と「シンシン」についても、
今年3月、読売新聞の取材に答え、「相性がいいはず」と2世誕生を期待していた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120717-OYT1T01181.htm