大津市で昨年10月、いじめを受けていた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、
遺族が市と加害者とされる同級生3人らに損害賠償を求めた訴訟は17日、
大津地裁(長谷部幸弥裁判長)で第2回口頭弁論が開かれる。
この場で、これまで唯一、認否を保留していた同級生側が、他の2人と同じくいじめを
否認することが分かった。また、市側は近く設置される外部調査委員会の調査結果を待って
対応を決めるため、第3回以降の弁論を調査終了後に先送りするよう要望する。
遺族は今年2月、「自殺はいじめが原因」として市のほか、加害者とされる同級生3人と
保護者を相手取り、約7720万円の賠償を求めて提訴した。
5月の第1回口頭弁論で、同級生側のうち2人は「遊びであり、いじめではなかった」との
認識を示し、いじめ自体を否定していた。
一方、市側は第1回口頭弁論で男子生徒がいじめを受けていたと認める一方、
「いじめを苦にしての自殺と断じることはできない」と主張。いじめと自殺との因果関係や
自殺の予見可能性を否定した。
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http://mainichi.jp/select/news/20120716k0000e040131000c.html