【話題】 学校に行けない子が増えている! 「小中高あわせて17万人以上の児童生徒が不登校。とくに中学校では37人に1人という高率」

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1影の大門軍団φ ★
家庭教師のテレビCMは珍しくないが、学研では「不登校コース」を紹介。それほど不登校の子どもが多いのか。
「文部科学省によると小中高あわせて17万人以上の児童生徒が不登校。とくに中学校では37人に1人という高率」
(学研グループで家庭教師を担当する(株)タートルスタディスタッフ・広報担当者)

同統計ではピークは平成13年度。減少傾向にあるが。

「文科省では1年度あたり30日以上欠席した子どもを不登校としています。
授業へ出ず保健室にいたり、教育支援センターへ通っている子は出席扱いになり、
カウントされていない。つまり“授業に出ていない”児童生徒数はこの数字よりもはるかに多い。

事実、中学の場合は1クラスに数人分の空席があることもあり、年々増加の一途を辿っています」(公立中学校教諭)
「保健室登校の児童生徒数だけでも、全国に10万人以上」(前出・(株)タートルスタディスタッフ・広報担当者)

ところで、前述の学研の「不登校コース」は月4回で各60分。こんな短い時間で学校の勉強についていける?

「勉強の遅れを取り戻すというよりも、子どもたちがもう一度学校へ通えるようにメンタル面のサポートをすることも重要です。
外出できないとか、他人と会うのが厳しいという子も多いので、少ない回数からスタートし、不安を取り除きます」(同前)

不登校支援センター理事長・瀬尾大さんの話。

「不登校の子はストレスに弱く、遅れた勉強を一気に詰め込もうとするとパニックになり逆効果。
それよりも確実にできることから少しずつ始めて成功体験を重ね、ストレス耐性と自信をつけること。

中学生の場合『このままじゃ高校にも行けないし、もうダメだ』と自暴自棄になる子もいますが、
最近は不登校生徒を受け入れる高校も増えています。親御さんに言いたいのは、できるだけ早く対応してあげてほしいということ」

不登校にも予兆はあるのか。

「学校へ行く準備をするのが遅くなったり、急に友だちと遊ばなくなる。
また今まではちゃんとやっていた宿題をやらなくなるなどの変化があらわれますから、そのときは注意してあげること」(同前)
早期発見が大切なようだ。
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1538