【社会】 大津市教委「すべて伝聞。確認できない」 「自殺の練習」言及の15人は全員が伝聞 特定された発信者も見聞きせず…転落死問題

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★市教委「すべて伝聞」/「自殺の練習」

 大津市の自宅マンションから市立中学2年の男子生徒(当時13)が飛び降り自殺したとみられる問題で、
学校が実施したアンケートで、15人の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と証言していたことが4日、明らかになった。
市教委は「すべて伝聞。事実か確認できない」と公表しなかった理由を説明するが、生徒側は「複数の生徒の証言は重い」と指摘する。

 「『自殺の練習』が事実だという確証が得られず、確実だとわかったものだけを公表した」

 市の沢村憲次教育長は4日、報道を受けた会見でそう述べ、対応に問題はなかったと強調した。

 昨年10月11日の転落死を受け、学校は約1週間後、全校生徒約860人にアンケート。約330人から有効回答があった。
学校は「自殺の練習があった」という内容も含め、同月末、遺族に書面で伝えた。

 翌11月2日、市教委は「複数の生徒からいじめを受けていた」と発表した。
首を絞める▽昼食のパンを勝手に食べる▽ハチを食べさせようとする――などの行為があったと説明。
一方、恐喝されていたとの回答もあるが、確認できなかったとし、転落死は「いじめが原因と判断できない」と調査を打ち切った。
「自殺の練習」には触れなかった。

 関係者によると、「自殺の練習」に言及した15人は全員、人から聞いた伝聞で、記名回答は3人、残り12人は無記名だった。
生徒と同じ2年生は回答した約230人中3人だったのに対し、1年生は約50人中10人と最多で、3年生が約55人中2人だった。
表現は「自殺の練習」「死ぬ練習」「自殺のやり方」の3種類で、自殺の方法には言及していなかった。

 ほかに3年生の1人が、亡くなった生徒が遅刻したとき、「自殺の練習してたんか」と言われていた、と証言した。

 学校はアンケートを受け、生徒から聞き取り調査し、発信者とみられる生徒1人を特定。
事情を聴くと、この生徒も直接見聞きしていなかったという。(以下略)

asahi.com http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000001207050002