【滋賀】「毎日昼休みに自殺の練習をさせられていた」 自殺した男子生徒に関するアンケート 大津市

このエントリーをはてなブックマークに追加
1そーきそばΦ ★
大津市のマンションで昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、学校側が生徒を対象に実施したアンケートに、
15人が「死亡した男子生徒が自殺の練習をさせられていた」と答えていたことが3日、関係者への取材でわかった。
市教育委員会はいじめの存在は認めたが、一貫して「いじめと自殺との因果関係は判断できない」との主張を続けている。

 アンケートは自殺直後の昨年10月中旬に任意で実施し、330人から回答があった。
記名にするか無記名にするかは自由で「男子について(自分が)見たり聞いたりしたこと」を尋ねた。

 この結果、1〜3年の15人が伝聞形式で「昼休みに毎日自殺の練習をさせられていた」
「(いじめた生徒が)自殺のやり方を練習しておくように言っていた」などと記載。無記名が多かったが、
記名で提出した生徒もいた。一方で具体的な内容を書いた回答はなかったという。

 市教委は昨年11月、記名であり生徒が実際に目撃したアンケート内容のみを公表し、いじめを受けていたとしたが、
いじめと自殺との因果関係は不明としていた。無記名のものや伝聞とした回答については内容などを明らかにしなかった。

 男子生徒の両親は今年2月、いじめが自殺の原因だっだとして、いじめ行為をしたとする男子生徒3人とその保護者、
大津市に約7720万円の損害賠償を求め提訴。大津地裁で係争中で、市側は「自殺に過失責任はない」として全面的に争っており、
原告側が17日の第2回口頭弁論の準備書面で主張する。

 男子生徒の父親(46)は「息子はどんな気持ちで練習をさせられていたのか。市の責任を裁判で明確にしたい」としている。

産経新聞 7月4日(水)0時19分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000500-san-soci