小泉純一郎元総理大臣首席秘書官 飯島勲
野田佳彦総理がついに大飯原発の再稼働を決意した。「国民の生活を守るために、
大飯発電所3、4号機を再起動すべき」という総理の判断を私は圧倒的に支持する。
狂ったメディアに踊らされず、この国のリーダーにふさわしい決断を下したことを評価したい。
脱原発と騒いでいた大阪市の橋下徹市長も少しは大人になったようだ。報じられることはないが、
橋下の再稼働容認は大阪の中小企業の必死の陳情が実ったものだ。
これに対して常に「ボールは国側にある」「原発の安全性は国の責任」と言い続けて
地元自治体のトップとしての責任から逃げ続けた福井県の西川一誠知事。
原発への依存度が高い関西の事情を理解せず、再稼働に反対した後で容認に転じても「夏季限定」などとぐずぐず言って
再稼働を遅らせる滋賀や京都の知事たち。目先の人気取りやマスコミ受けをよくするために、
住民の生活を守るという地域のリーダーとしての最優先課題を見失っていた。
これから夏本番だ。電力への需要はさらに高まるだろう。日本の電力供給のあり方について整理しておきたい。
潤沢な電力供給があっての産業だ。産業あっての日本である。この点から考えて原発はまだまだ日本に必要だ。
脱原発を唱える人々は、風力や太陽光などのいわゆる自然エネルギーをもって安価で安定的な電力供給が可能だと誤解しているのではないだろうか。
そして、この誤解を助長したのが、ソフトバンクの孫正義社長によるメガソーラー構想だろう。
http://president.jp/articles/-/6524 http://president.jp/mwimgs/4/7/450/img_47da04e4fe7d32af8d2b72c62839ec6776135.jpg >>2以降へ続く