≪片山さつき氏≫
扶養すべき人が当然払う
−−生活保護の問題を追及したことについての反応は?
「現場のケースワーカーや市役所職員などからたくさんの声が寄せられた。9割は肯
定的に評価する意見で、生活保護を受けている人のお金の使い方がひどいという内容も
多かった。お酒に嗜好(しこう)品、ギャンブル、風俗、海外旅行…。絶対にただして
くれ、という真剣な要望が非常に多かった」
●払えないなら証明を
−−子が親を扶養するのは当然のことか
「国が全部面倒を見るということは、国民は重税に耐えろということ。消費税を何%
に上げても足りない。直系血族と兄弟姉妹は扶養の義務がある。扶養すべき立場の人に
一定の資力がある場合は照会して、まずその人に払ってもらうべきだ。その人が払えな
いというなら、証明を出させるようにすれば、公的に扶助している人のかなりの部分を
吸収できる」
(中略)
●不正の実態把握を
−−不正受給はどうすれば防げるか
「ケースワーカーや民生委員を必要なだけ増やせばいい。そうして受給者の実態を正
確に把握すれば、不正も受給もれも減る。不正受給がなくせるだけでなく、本当に生活
に困っている人を見つけられるから餓死する人もなくせる。ケースワーカーを増やすの
をいやがるのは、ごまかしをしている人だけだ。そもそも現在の生活保護の制度は受給
者200万人ということは想定していない。最大で100万人くらいの制度だから、不
正受給については、ある程度は目をつぶってきたという面がある。しかし、ここまでや
りたい放題の不正をやられたら、改革をせざるを得ない」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120629/trd12062908010006-n3.htm