★エコー検査、医師の甘い認識に、産科婦人科学会が警鐘
石田東尾ダウン症告白に見る、高齢出産賛美の裏で中絶激増
・タレント・石田純一(58)の妻、東尾理子(36)が、血液検査の結果、おなかの子にダウン症の
可能性があることを明かしたブログには、賛否両論、大きな反響があった。
元マラソンランナーで熊本市議の松野明美(44)は、自身の次男がダウン症であることから複雑な
胸中をにじませたものの、東尾のブログに寄せられた約5000件のコメントは、概ね好意的な内容だった。
しかし、医療界からは落胆と呆れ声が聞こえてくる。高齢出産のリスクを、まったくといっていいほど
無視しているからだ。
現在40代のある女性神経内科医は、35歳で第三子を授かった。東尾より1つ下の年齢だが、周りの
医師仲間は一様に「どうするの?」と心配顔だったという。ダウン症の発症確率は年間平均で約1/1000だが、
母親の年齢との相関関係が強い。母親が
・20歳:1/1667 ・30歳:1/952 ・35歳:1/378 ・40歳:1/106
とリスクが上がり、内科医は「35歳はひとつのボーダーライン。医師であれば、当然、産むことを
躊躇する年齢です」と話す。
厚生労働省の人口動態統計によると、この10年で35歳以上の高齢出産はほぼ倍増している。
2000年時点で35?39歳の出産者数は約12万6000人だったが、2010年は22万人、40?44歳は
約1万5000人から3万5000人、45?49歳も、約400人から約800人に増えている。
ある私立大産婦人科の主任教授は「高齢出産が増えてからは、医療事故も増えて現場は
悲惨だよ。マスメディアの報道も少し考えてほしい」とこぼす。
大きく報道で取り扱われるタレントの例を見ると、神田うのの36歳、戸田菜穂の38歳は序の口で、
田中美佐子の43歳、兵藤ゆきの46歳など、高齢出産は花盛りである。
しかし、マスメディアはリスクを伝えない傾向がある。彼女らの幸せそうな笑顔に感化されてか、
婚活中の女性の中には高齢出産が"当たり前"という認識すら広がっている。38歳で婚活中のある
OLは「ジャガー横田は45歳で産んだじゃん。私もまだ大丈夫」と無邪気な様子だ。(
>>2-10につづく)
http://biz-journal.jp/2012/06/post_289.html