水虫の原因が白癬菌(はくせんきん)というカビの一種であることは知られていると思いますが、
日本では現在「新型水虫」なるものが感染者を増やしていることもご存知でしょうか。
名前だけ聞くと、水虫が突然変異で進化したようにも思えるけれど…。
「新型水虫、と言われているのは『トンズランス菌』という白癬菌です。新型、といっても日本には今まで同じ型の菌がいなかったという意味であって、
南北アメリカやヨーロッパでは以前から感染被害を出していた菌なんです。2000年頃から日本国内でも感染者が目立ってきました。
主に皮膚の接触により感染するため、擦り傷が出来がちで皮膚同士の接触が多い柔道やレスリングなどをやる人の間で集団感染が増えているんですよ。
白癬菌には棲む場所の異なるいくつか種類があり、また感染部位によって呼び方が変わります。本来は足につく白癬菌を水虫というのですが、
トンズランス菌は足の裏よりも上半身と頭部を好むのが特徴。感染力も強く治りにくいんです」
そうご回答いただいたのは、順天堂大学練馬病院の皮膚・アレルギー科の比留間政太郎教授。直接皮膚同士が触れずとも、
抜け毛や垢などに半年は菌が生きていて感染する可能性があるというから始末が悪い。いったい、どのような症状が出るのでしょうか?
web R25 6月19日(火)7時15分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120619-00000004-rnijugo-ent (続)