○スパコン「京」世界2位に…米新鋭機に抜かれる
スーパーコンピューターの計算能力の世界順位「TOP500」が18日発表された。
昨年6月と11月に2期連続1位だった理化学研究所と富士通のスパコン「京(けい)」は、
1秒あたり1京510兆回(1京は1兆の1万倍)の計算速度で、2位に陥落。米ローレンス・
リバモア国立研究所の新鋭機「セコイア」(同1京6324兆回)に王座を明け渡した。
スパコンは高速になるほど、実験の難しい大規模な現象などをより精密に模擬することが
でき、基礎科学のほか、自動車や航空機の開発など産業にも大きな波及効果が期待される。
開発競争は激しく、米国と欧州は2010年代後半を目標に、同100京回級の次世代機の
開発をそれぞれ目指している。文部科学省も「京」の後継機の開発方針を13年度中にまとめる。
□ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120618-OYT1T00831.htm △関連サイト:TOP500 List - June 2012 (1-100)
http://www.top500.org/list/2012/06/100