【社会】 "大阪・通り魔殺人" 被害男性、ゲームやアニメの楽曲担当…3人の娘の「いってらっしゃい」が最後に

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・「信じられない、許せない」。大阪・ミナミの通り魔事件で犠牲になった音楽プロデューサー
 南野信吾さん(42)=東京都東久留米市=の自宅の様子を見に来た親族の女性(41)は
 11日、声を震わせながら心境を語った。

 女性によると、南野さんは妻と6歳、5歳、2歳の3人の娘と暮らしていた。事件があった
 10日の午前6時ごろに自宅を出た南野さんを、たまたま起きていた子供が「行ってらっしゃい」と
 見送ったという。
 子育てに積極的で子煩悩だった南野さんは、今週予定されている保育園の参観日を楽しみに
 していた。子供がまだ小さいので「自分が頑張らないと」と夜遅くまで仕事に取り組み、出張も多く、
 年に数回は海外にも出掛けていた。

 同じ保育園に子供を預けている40代の女性は「子供思いのいいパパで、育児についてよく
 一緒に話した。運動会や、お遊戯会にも積極的に参加していた。(容疑者を)絶対に許せない」と
 涙を流しながら話した。
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120611/crm12061111390007-n1.htm

・犠牲となった音楽プロデューサー南野信吾さん(42)は、東京都台東区のソフト制作会社に
 勤務し、10日は、現場近くで開かれたライブツアーの責任者として大阪を訪れていた。突然の
 悲報に同僚や親族は「悔しくてならない」などと言葉を詰まらせた。
 同僚の男性(28)はライブ後、取材に応じ、「落ち込んでいたときに励ましてくれた恩人。
 無念でなりません」。今回のツアーは、南野さんが初めて企画。ライブ会場に姿を見せず
 心配していたが、「何が起きているかは嫌でも耳に入り、あってほしくないと思っていた」という。
 礒飛京三容疑者(36)の「死刑になりたかった」との供述に対し、「恩人をそんな理由で殺され、
 悔しくてならない」と怒りをあらわにした。
 会社によると、大阪府出身の南野さんはバンド活動を経て、2006年に入社。作詞・作曲家や
 歌手らと連携し、同社が制作するゲームやアニメの楽曲づくりを担当していた。上司の男性は
 「音楽や作品に熱い気持ちで取り組み、頼られる存在」と高く評価。「何かの間違いかと思った」と
 驚きを隠さなかった。 
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120610-00000094-jij-soci