【滋賀】琵琶湖からブラックバスなどの外来魚を一網打尽…県が「電気ショッカーボート」を導入★2

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2つくび ◆SHoUJoURV6 @筑美憧嬢φ ★
(>>1からの続き)2/2


 北米原産のブラックバス(体長40〜60センチ)は1974年、
琵琶湖で初めて確認され、80年代に急増。
固有種のニゴロブナなどを大量に食べるうえ、親が卵を守る習性があり、
駆除しないと増える一方という。


 導入した同ボートは米国で、大型魚の調査目的で開発された。
先端に2メートル離して取り付けた鳥籠状の電極2基を
水中に垂らして1000〜500ボルトの電圧をかけ、
電気ショックで魚を気絶させて網ですくい取る。


 有効範囲はボートの進行方向の幅3メートル、深さ2メートル程度で、
電流が体内を流れる〈距離〉が長い大型魚ほど効果が高い。
魚は気絶するだけで、しばらくすると回復するため、在来魚に影響はないという。


 この日、県職員らがボートをゆっくり進めながら電極間に電流を流すと、
ブラックバスは次々と、湖面に浮かんだり水中でひっくり返ったりした。
職員らは網でブラックバスやブルーギルだけを選んですくい取り、
50センチほどの大物の“水揚げ”もあった。


 県の担当者は「もりや刺し網なども試したが、
このボートだと1度に100キロ捕獲でき、最も効果的だ。
琵琶湖の生態系回復に役立てたい」と話した。


(終わり)2/2