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>>1のつづき)
そしたら、(母親の)受給については、平成12年か13年からずっと続いてきたと。そして、今年の
4月の半ばに初めて週刊誌報道があり、驚いて辞退したのだそうです。あとは、年収5000万円と
報じられているが、そんなに稼いでいないということと、売れ始めたように見えた時期も収入は安定
していなかったので金銭的な支援は難しかったのだと、最初に電話で話したことを一部繰り返してましたね。
――収入については所得証明や納税証明などの証拠書類は提示してきたのですか?
片山 そういうものは一切持ってこなかったですし、口頭でも「年収はいくら」という具体的な開示は
なかったですね。あと、福祉事務所から毎年一回、河本さんに電話で「仕送りをもう少し増やすなり
できないか」などの照会があったそうで、そのたびに「今はまだ無理」と対応していたそうです。
福祉事務所からは電話だけだったのかと聞いたら「そう聞いています」と。一回だけ仕送りを増額したと
言っていましたが、その額も具体的には言いませんでした。
――せっかくの説明の機会だったのに、証拠書類も出さずに、正確な数字も把握していなかったと。
片山 とにかく具体的な提示はなかったし、我々を納得させる新しい材料もなかったですね。
所得証明はないのかと聞くと黙ってしまうし。あと、母親以外に他の親族の面倒も見ていて、その親族が
海外で治療を受けなければならなくて、それに多額の費用がかかるんだという話を、最初に電話が
かかってきたときに弁護士から説明を受けたわけなのですが、「その方は河本さんにとってどういう
立場の方ですか?」と聞いたら、「私はそんなことは言ってない」と言う。「いや、聞きましたよ」と
言ったけど、「言ってない」と言う。「でも録音記録に残っていますよ」と言うと、また黙ってしまう。
もしかしたら、吉本や弁護士側も情報が取れていないのかもしれませんが、都合が悪いことは
黙るという繰り返しでしたね。結局、今回の説明でも「不正受給ではかった」と我々が納得できる
材料はなかったので、「本件は黒ではなくグレーということはあっても、『白』ということはできません」と
申し上げ、引き続き、この問題は追及していくことになります。(
>>3-10につづく)