【社会】 ホルムアルデヒドの発生元、群馬県高崎市付近の烏川か

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利根川水系の埼玉、千葉両県の浄水場から国の水質基準値(1リットル当たり0.08ミリグラム)を上回る化学物質ホルムアルデヒドが
検出された問題で、埼玉県は19日、行田浄水場(埼玉県行田市)で一時停止していた取水を再開したと発表した。

同浄水場では18日、最大で同0.2ミリグラムのホルムアルデヒドが検出されたが、
埼玉県が取水地点の利根大堰(ぜき)で定点観測したところ、同日午後8時の採水では同0.065ミリグラムに低下。

その後も基準値を下回り続けていることから取水再開を決めた。最大同0.1ミリグラムを検出した庄和浄水場(同県春日部市)でも、
基準値以下まで低下している。

埼玉県は、塩素を混ぜるとホルムアルデヒドに変化する物質が、川に流出しているのが原因とみて調査。
約5キロ下流で利根川に合流する群馬県高崎市付近の烏川で比較的高い数値を検出したことから、
烏川に発生元がある可能性が高いとみて詳しく調査する一方、利根川に流れ込む埼玉県内の複数の河川も調べている。

一方、千葉県では北千葉浄水場(同県流山市)と上花輪浄水場(同県野田市)に加え、
19日未明には栗山浄水場(同県松戸市)でも取水を停止したが、同日午前、再開した。

同浄水場では、基準値を超えるホルムアルデヒドは検出されていなかった。
野田市内では同日午前から全体の3分の2に当たる約4万世帯で断水している。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012051900117