厚生労働省は9日、自営業者らでつくる全国の役職員として天下りした国家公務員OBが
今年3月1日現在で計159人に上るとの調査結果を発表した。全員が厚労省と旧社会保険庁の出身者で、
役員103人、職員56人。天下りがあったのは、全国に72ある基金のうち63だった。
厚労省は2010年9月、天下りに対する国民の批判を踏まえ、任期満了を迎えた役職員の後任は公募で
選ぶよう基金に要請した。しかしその後、役員の任期を迎えた17基金のうち公募を実施したのは1基金
だけで、基金が依然として天下りの受け皿になっている実態が浮き彫りになった。
▽北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/371026.html