【社会】女性に配慮 加古川刑務所に専用収容棟

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3依頼@ちゅら猫φ ★
>>1より

女性向けならではの施設もあった。運動場に面する1階にあったのが、美容室だ。「男子受刑者は丸刈り
だからいらないが、女子はそうはいかないから」と、三船晃裕総務部長。美容師経験のある受刑者が髪を切るという。
刑期中に出産した受刑者のための育児室も備えている。1人部屋より一回り広い畳部屋で、乳児と一緒に
いられるように室内に風呂もついている。ベビーベッドも設置可能で、1歳になるまでここで育てることがで
きるが、大半は家族らが引き取って育てるという。

4月28日現在で19人を収容。30〜40代が中心で、窃盗や覚醒剤事件による入所が多い。
徐々に収容者を増やし、今年度中に定員いっぱいになる見通しだ。
女性が入るための施設としては、加古川は全国で10カ所目。女性受刑者は増加傾向にあり、既存の施設で定員を
上回る過剰収容が続いていたため、その解消が新設の狙いだ。総事業費は約24億円にのぼるという。(井上裕一)