#日本てんかん協会が法務大臣に「刑法および運転免許制度に関する要望書」を提出 [ 2012/04/10 ]
日本てんかん協会(東京都新宿区)は9日、法務大臣・国家公安委員長に宛て「刑法および運転免許
制度に関する要望書」を提出した。てんかん患者の運転免許取得を巡って、「病名による差別」が行
われる事のないようにする事などを求める内容となっている。
昨年4月、栃木県鹿沼市で運転免許を不正取得した患者がてんかん発作によって起こした交通事故
により複数の小学生が死亡した。この事故の被害者遺族らが、てんかん無申告の運転免許不正取
得者の起こした死傷事故に対する厳罰化などを求める署名活動を行い、10日には法務大臣あてに
署名を提出した。同協会はこれが、「対象をてんかん患者に限定した」要望となっているとして問題
視しており、今回の要望書もこれを受けたもの。
具体的な要望は以下の通り。「1. 運転に不適切なのは病気の症状(状態)であり、病気そのものや病気
のある人ではありません。病名による差別はしないでください。/2. 病気のある人に、症状(状態)によっては
運転できないという社会的責任を適切に自覚するための方策を、関係機関と協力をして一層推進してください。
3. 病気の症状(状態)のために運転免許証が取得できない場合には、その状態にある人の生活の不便を
補填する施策を、関係省庁と協力をして推進してください。」
平成14年の法改正により、「発作が再発するおそれがないこと」を条件に可能になった、てんかん患者の
自動車免許取得。てんかん患者の権利を守るためにも、患者支援策を含めた適切な制度運用が求められている。
ソース:医療人材ニュース
http://iryojinzai.net/1074.html 前スレ (★1がたった 2012/04/12(木) 19:19:13.17)
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1334233039/