米国防総省は30日、F35戦闘機の開発、生産費の総額は約3957億ドル
(約32兆円)で、2010年末の見積もりより約4.3%増加すると発表した。
同省はF35がフル生産に入る時期は当初の2年遅れの19年になるとしている。
国防総省のリトル報道官は米軍がF35を約2440機調達する計画に
変更はないと強調する一方で、配備後の運用・維持コストの総額は
1兆1000億ドル(約91兆円)となり、これまでの見積もりより1000億ドル
上昇するとしている。
日本は次期主力戦闘機(FX)にF35を導入することを決めているが、
量産化の遅れで、17年3月までに最初の4機を有償軍事援助(FMS)で
輸入する時点では、戦闘性能が未完成の初期型を導入することが
ほぼ確実になった。
導入後の運用コストが上昇することも避けられない見通しだ。
ソース:時事通信社
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012033100230