【裁判】 大阪地検特捜部証拠改ざん隠蔽事件　元特捜部長ら執行猶予付き有罪判決…大阪地裁

★大阪地検元特捜部長ら懲役１年６月執行猶予３年

　大阪地検特捜部の証拠品改ざん事件を隠蔽したとして犯人隠避罪に問われた元部長・大坪弘道（５８）、
元副部長・佐賀元明（５１）両被告の判決が３０日、大阪地裁であった。

　岩倉広修(ひろみち)裁判長は、いずれも懲役１年６月、執行猶予３年（求刑・懲役１年６月）を言い渡した。

　両被告は、前田恒彦元検事（４４）（懲役１年６月の実刑確定）による
郵便不正事件の証拠品のフロッピーディスク（ＦＤ）のデータ改ざんについて、
「前田元検事から、『過誤だった』と聞いており、犯罪との認識はなかった」と無罪を主張していた。

　起訴状によると、大坪、佐賀両被告は共謀し、前田元検事がＦＤデータを故意に書き換えたと知りながら、
改ざんを知った部下の検事らに口止めし、前田元検事には今後過失と説明するよう指示したうえで、
地検トップの検事正らに「改ざん騒ぎがあるが、言いがかりで問題ない」などと虚偽報告して捜査をしなかった、とされる。

yomiuri online http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120330-OYT1T00602.htm?from=top