箸の歴史や文化から持ち方まで小学校などに出向いて“出前授業”している「国際箸学会」(事務局・川口市)の
小宮山栄理事長(72)が「箸の唄(うた)」を作詞した。歌詞の一番は箸の「生活」、二番「持ち方」、三番「機能」に分かれ、
替え歌は「鯉のぼり」などさまざま。同学会は「メロディーを増やして首都圏を中心に活動も広げたい」と意欲的だ。
「箸はものづくりの原点である」と言う業務用ミラー会社経営の小宮山理事長が、
仲間たちと埼玉や東京の小学校で箸遣いや箸作りを教える出前授業を始めたのは五年前。
「日本人の手先の器用さは幼いころから親しんだ箸と無縁ではない」と小宮山理事長は話す。
広くメンバーを募り六年前に設立したのが「国際箸学会」。「国際」としたのは
「箸を通じて世界中の人と共に喜ぶ」ことを目的としているからだ。
メンバーは現在二百人。出前講座講師のほか、学会の考え出した「箸ピー」の審査もする。
これは「殻つきピーナツを箸で一分間に何個移動できるか」を競うゲーム。
「箸りんぴっく」と名付け各職場や学校のほか海外でも普及させてきた。
「国際箸学会にも歌が必要」との思いから小宮山理事長が「箸の唄」を作詞した。
替え歌は著作権消滅の「一寸法師」「鯉のぼり」「うさぎとかめ」「夕焼小焼」など。
先日、学会のメンバー五人が川口市立前川小の出前授業で「箸の唄」を披露。
一年生百二十人と保護者たちが「リパブリック讃歌(さんか)」の曲で歌った。
「箸のことを学べ、六十分の楽しい授業だった」と福田由美子校長。
小宮山理事長は「首都圏の小学校などからの依頼で実費を負担していただければ
どこへでも出前授業に出向きます。新たな歌詞も募集中」と話す。
(長竹孝夫)
2012年3月25日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120325/CK2012032502000054.html