【話題】 早稲田大学客員研究員・渡瀬裕哉氏 「 “公務員採用減” はいい!若者が役所でガラクタにならずに済む」

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1影の大門軍団φ ★
国家公務員の来年度新規採用を、2009年度比で平均7割、一部省庁では8割以上削減する政府方針が、
「既得権益の温存」「若者イジメ」などと物議をかもしている。

ただ、岡田克也副総理は「若い世代のため」と説明しているほか、
逆説的というべきか、「世の中が変革する予兆だ」と評価する若手論客もいる。どういうことなのか。

「国家公務員削減は財政や社会保障制度の持続可能性のために必要なことで、若い世代のためにも行っている」
岡田氏は21日の参院予算委で、採用減についてこう述べた。

民間では「窓際族」からリストラされることも多いが、岡田氏は「国が破綻したら元も子もない」と言いたかったのだろうか。

一方で、早稲田大学客員研究員で、米国の保守系団体「茶会」と連携する勉強会
「東京茶会」の渡瀬裕哉事務局長(30)は「優秀な若者が、人生最初の就職で『お役所仕事』を覚えて、
ガラクタ化することこそ日本の損失。政治や政策に興味のある若者が民間にとどまれば、
政府の間違いを具体的に指摘できる。これは歓迎すべきことだ」と政府方針を評価する。

渡瀬氏は、明治政府が当時の公務員にあたる武士を大量リストラした「秩禄処分」を例に挙げて
「元士族のうち、優秀な若者たちが明治政府の独善的な政策に反旗を翻して、
国会開設を求める自由民権運動の中心的な担い手となった。彼らは日本近代史を通じて、
官僚支配に対する民間側の政治勢力として活躍し続けた」と話した。

政府の採用削減方針に対し、省庁側は「人手が足らなくなる」などと反発しているが、
渡瀬氏は「無駄な事業を廃止して民間活力の活発化に努めればいい。
多くの志ある若者が公務員にならずに、社会的に活躍する場を広げていくことが重要だ」と語った。

維新級の荒療治は、日本にプラスになるのか。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120322/plt1203221539009-n1.htm