【社会】 在学中に培った専門知識や、取得した難関資格を武器に多方面で羽ばたく朝鮮大学校卒業生ら 

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 朝鮮大学校卒業生の中には毎年、大学で培った専門知識や、在学中に取得した難関資格を武器に
さまざまな分野へと進出している。春から多方面で活動する卒業生らを紹介する。

同胞の芸術体操選手育成を 安成花さん(外国学部英語学科、東京出身)
http://jp.korea-np.co.jp/media/article/201203/20120321j002.jpg
 朝鮮大学校の芸術体操(新体操)部に所属。昨年4月、平壌で行われた万景台賞競技大会に出場し、
3位を獲得した。同大会で、在日同胞が入賞するのはこれが初めて。4歳の頃から体操クラブに通い、
同胞主催の大会やインターハイなどにも参加し、実力を培ってきた。一方、朝大在学中には、誰もいない
夏休みの体育館で孤独とたたかいながら、つらい練習にも耐えてきた。「それでも、諸先生方や体育
連合会の協力があったから入賞することができた」と話す。4月から、都内朝鮮学校の教員となる安さん。
「ほとんどの朝鮮学校には、芸術体操部がないと聞いた。部活がなければ作ってでも、生徒たちの夢を
叶える手助けをしたい。部活を通して生徒たちを民族性豊かな、心身共に健康な人間に育てたいと思う」

被災地の民族教育支えたい 李寿華さん(文学歴史学部語文学科、東京出身)
http://jp.korea-np.co.jp/media/article/201203/20120321j004.jpg
 4月から、東北朝鮮初中級学校で教壇に立つ。朝鮮学校の教員になる夢を抱き、朝大に入学した。
教員になれるのなら、どの地域の朝鮮学校にでも赴任すると決心していた。家を離れ、慣れない土地での
生活を前に、はじめは不安もあったという。しかし、「4年間寝食を共にし、泣き、笑い、時にけんかもした
仲間たちと培った友情が何にも代えられない宝物になった。離れていても同じ志で頑張ろうと約束した
同級生たちがいるから、自信を持って一歩を踏み出そうと思う。東日本大震災から1年が経った。少しずつ
前進はしているものの、いまだ厳しい現実が残されている被災地で自分が何をできるのか考えた。はじめは
反対していた親も、最後には『頑張ってきなさい』と背中を押してくれた。宮城同胞や多くの人々の期待に
応えられるよう、4月から頑張っていきたい」と笑顔で語った。

>>2以降に続く
http://jp.korea-np.co.jp/article.php?action=detail&pid=53126