吉本隆明氏が死去 戦後思想に大きな影響
2012年3月16日 05時25分
文学、思想、宗教を深く掘り下げ、戦後の思想に大きな影響を与え続けた
評論家で詩人の吉本隆明(よしもと・たかあき)氏が16日午前2時13分、
肺炎のため東京都文京区の日本医科大付属病院で死去した。87歳。東京都出身。
葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は未定。
今年1月に肺炎で入院し、闘病していた。長女は漫画家ハルノ宵子さん、
次女は作家よしもとばななさん。
1947年東京工大卒。中小企業に勤めるが組合活動で失職。詩作を重ね、
「固有時との対話」「転位のための十篇」などで硬質の思想と文体が注目された。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012031601000920.html