・3億年前の森に続き、今度は新種の人類の化石ですってよ!
どうなっちゃってんでしょうね、中国!
と言っても元々は1979年に中国広西チワン族自治区で出土した化石なのですが、やっと
重い腰をあげて初めて徹底調査を行なってみたところ、な〜んと以下のような尋常ならざる
特徴をもつ種であることがわかったのです。
・骨が太い
・おでこの突起が超目立つ
・背がとても低い
・顔がノッペリ平ら
・人間特有のアゴがない
「つまり、人間の進化の系統樹のどの種とも解剖学的に違うのだ」と、研究員
ダレン・カーノー(Darren Curnoe)氏はニュー・サイエンティストに語っています。ひぇ〜。
しかもこれだけの違いがあるにも関わらず、この新種、やることは他の人類といろんな面で
似てるんですね。発見の詳細はPLoS Oneに載ってるのですが、例えば、洞穴の中で
大きな鹿を調理した痕跡も見つかっており、類人猿とは明らかに違うわけですよ。
この新種が我々の系統樹にどう収まるのか、もっと細かい情報が欲しいところですが、
ディテールには若干曖昧なところも...。
ひとつ仮説として考えられるのは、我々の種と並行して進化した進化系統なのではないか、
ということですね。ネアンデルタール人のように。あとひとつ言われているのは、シベリアに
生息したデニソヴァン(Denisovan)人の子孫ではないか、という説。
DNA検査をやればその辺の答えがわかり、我々と実際どれぐらい近い関係なのかも
解明するやもしれませんね。
http://news.livedoor.com/article/detail/6371597/ ※画像:
http://image.news.livedoor.com/newsimage/b/6/b6b40_103_e6e504bd6fe43ac0f0f735e2e793d3fa.jpg