自民党富山県連会長で元法相の長勢甚遠衆院議員(68)(7期)を支援する主要な3団体が
17日に富山市内で会合を開き、長勢氏が進退を表明する方針であることがわかった。
複数の同党関係者が12日、明らかにした。
会合を開くのは、自民党県第1選挙区支部と「長政会・支援企業の会」、「長勢甚遠を支える会」。
長勢氏を支える中心的な3団体の関係者が一堂に会することで、「花道を作る」(関係者)意味合いがあるとみられる。
長勢氏は今年1月の新年会で、「選挙が年内にはあると言われており、どうかよろしくお願いします」などと述べ、
次期衆院選への出馬に意欲を示していた。ただ、2009年の前回衆院選第1選挙区で
民主党の村井宗明氏に敗北、本人の体調を不安視する声も重なって、候補者の若返りを模索する動きがあった。
12年度予算案の成立が確実となり、今国会は消費税率引き上げ関連法案の行方が焦点となる。
野田首相は、法案成立後に衆院解散・総選挙も辞さない意向とみられ、ある自民党関係者は12日、
「年内に衆院解散・総選挙になった場合、3月には後任の擁立作業に入る必要がある。
(長勢氏が)早めに進退を明らかにするのが妥当だ」と述べた。
長勢氏は1966年に旧労働省に入省し、90年に初当選。厚生政務次官、衆院法務委員長、
法務副大臣、内閣官房副長官を経て、06年の安倍内閣で法相に就任した。
(2012年3月13日11時11分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/news/20120313-OYT1T00361.htm