職員「現金はいくらもっています?」
莫 「えっ?現金ですか?どうして?」
職員「(パスポートに挟んでいる再入国出国カードをちょっと見せて)そこに記入していないからです」
莫 「5万円くらいです。ところで、私は日本に永住しているので、こういう内容の記入はまったく意味はないのでは?」
職員「カードにある以上は記入しなければなりません。」
莫 「それはそうですが、改善したらどうでしょうか。今、たとえ日本永住者ではなくても、観光客だってクレジットカードを使っているのですから、いちいち所持している現金額を確認するのはあまり意味がないのでは?上の方にこうした改善を求める声を伝えてください」
ここまでは互いに穏やかな会話だったが…
職員「私は一個人でしかありません。そのようなことはできません」
莫 「それはないでしょう。確かにあなたは一個人でしかありませんが、ここに座っている以上は国を代表して権力を行使しています。だから、利用者の声を伝えるのも仕事の一部です」
職員「ご意見があれば、自分で電話をかけてください(電話番号を探し始めた)」
この辺からは空気が険悪になった。
莫 「(絶句してその職員の当直番号を探す。しかし、一切の表示も見当たらない。そこで)そんな勤務態度なら、お名前を教えてもらえませんか」
職員「個人情報は一切教えません」
莫 「じゃ、さきほどの電話番号を教えてください」
職員「……」(黙ってどこかに電話をした)
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