【四国】津波に備え「ノアの方舟計画」救命艇千隻配備へ

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1帰社倶楽部φ ★
国土交通省四国運輸局は、東南海・南海地震で予想される巨大津波に備えて、四国沿岸部の老人施設や
保育所に救命艇を配備する計画を発表した。「現代版・ノアの方舟(はこぶね)」として、
数年がかりで25人乗りを1千隻配置し、2万5千人が避難できる態勢をめざす。
自治体や有識者、造船会社による検討会を29日に設置する。

大型船舶に設置が義務づけられている現在の救命艇を改造する。素材は繊維強化プラスチック(FRP)で、
高さ20メートルの津波から落下しても衝撃に耐えられる。さらに船底を重くして横波を受けても
元の体勢に戻る復元力を強化し、船内に設置した浮袋で高さ10メートル以上の津波でも沈まないようにする。
食料は数日分積み込む。

想定では1隻約300万円。四国運輸局の丸山研一局長は「救命艇なら数分で逃げ込むことができる。
今ある救命艇の技術を生かしたい」と話す。

[朝日新聞] 2012年2月22日12時51分
http://www.asahi.com/national/update/0222/OSK201202220062.html
津波避難用に改造される救命艇=堺市、四国運輸局提供
http://www.asahi.com/national/update/0222/images/OSK201202220065.jpg