妊娠中の食生活が、生まれてくる子どものアトピー性皮膚炎の発症に影響する可能性が、
千葉大の研究でわかった。納豆を毎日食べた女性の子どもは発症率が低く、
バターを毎日食べた女性の子どもは高いという傾向が出た。
18日に東京都内で開かれる食物アレルギー研究会で発表する。
2007〜08年に千葉大付属病院などで出産した女性と、生後6カ月の子ども
650組を分析した。2カ月以上かゆみを伴う湿疹を繰り返した114人(18%)が、
アトピー性皮膚炎と診断された。子どもがアトピーと診断された女性と
そうでない女性の間で、アトピーの有無や母乳育児の割合などに差はなかった。
納豆を毎日食べた女性から生まれた子どもは7%しかアトピーを発症しなかったのに対し、
そうでない場合は19%だった。バターを毎日食べた女性の子どもは35%が
アトピーを発症、そうでない子は17%だった。魚、マーガリン、ヨーグルトでは
差が出なかった。
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http://www.asahi.com/health/news/TKY201202180185.html