【社会】ガスパン遊び…死ぬのに直接取り締まる法律なし

このエントリーをはてなブックマークに追加
1おばさんと呼ばれた日φ ★
カセットコンロ用のボンベなどを悪用して、中に封入されたガスを吸い込む「ガスパン遊び」が、都内でも一部の
中高生の間で広がり、重大事故につながるケースも出ている。 中高生へのボンベ販売を規制する手立てはなく、
警視庁は「大変危険なので絶対にやらないように」と呼びかけを強化。都教育委員会も近く、各区市教委などを
通じて、教育現場でガスパン遊びの危険性を周知するよう求めることにしている。

ガスパン遊びは1990年代から中高校生らの間で広まり始めた。カセットコンロ用のガスを吸い込むことで
酸欠状態になり、意識がもうろうとする。ガスを多量に吸い込むとそのまま呼吸が停止し、死亡するケースもある。

昨年11月には、友人宅でガスパン遊びをしていた大田区の中学3年の男子生徒(14)が1分程度ガスを
吸い続けた結果、酸欠状態になり窒息死している。また昨年1月には同区のマンションで、ガスパン遊びを
していた17歳と18歳の少年が、たばこを吸おうとして漏れたガスに引火。全身やけどの重傷を負う事故も
起きている。

ガスパン遊びに使われるのは、簡単に入手できる家庭用のカセットコンロ用ボンベや制汗スプレーなど。
直接取り締まる法律はなく、警視庁幹部は「販売を規制するわけにもいかず、歯がゆさがある」と話す。

昨年11月に死亡した大田区の中学生の場合、「失神遊び」と呼び合って、週2回ほど同級生らとガスを
吸っていた。一緒にいた同級生は調べに対して「やめようと思ったがやめられなかった」と話しているという。

家族が気付かないケースが多く、「子どもの部屋にライター用のガス缶が山ほどある」と相談を受け
警察官が駆け付けたところ、ガスパン遊びが発覚したケースもあったという。同庁では「様子がおかしいと
思ったら、近くの警察署に相談してほしい」と話している。

ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120215-OYT1T00313.htm