【社会】シー・シェパード、刺激性物質入り弾を日本の捕鯨調査船に発射

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496名無しさん@12周年
>>495
−「JARPAレビュー会合」報告−
(日本鯨類研究所 1997年 12月発行「鯨研通信」第 396号より)
ttp://luna.pos.to/whale/jpn_jarpa_review.html

5.今後のJARPAの目的達成、鯨類資源管理への貢献の可能性について
 以下の内容が本会合の総括として合意された。

(1)
JARPA調査の成果は、南半球やほかの海域におけるミンククジラ資源の管理を改善する可能性が
ある。特にRMPの条件設定の妥当な範囲を狭め、資源に与える危険を増すことなく捕獲枠を増や
すことに貢献する。
(2)
JARPA調査は南極海IV区とV区におけるミンククジラ資源の増減の長期的変動に関して多くの疑
問に答える可能性がある。また、IV区やV区のミンククジラの生物学的特性値解明に貢献したが、
新たに判明した資源構造に対応した分析も必要である。
(3)
JARPA調査は南氷洋生態系におけるクジラ類がはたす役割の解明に役立つ。収集されるデータは、
「オキアミ余剰モデル」のような仮説を検証することにもっと役立てられるべきである。
(4)
環境変化に対する生物学的特性値の変化についての研究は十分ではない。しかしながら、並行
した小規模変化の調査の実施も有効と考えられる。 
(5)
本調査の洋上調査やデータ解析への外国人科学者の参加を促進すべきである。
 総合してみると、JARPA調査に対する日本の真剣な取り組みが着実に成果をあげていることが
評価され、また、科学者がJARPA調査に対して詳細な改善点を積極的に指摘するなど、科学的有
効性や鯨類資源の管理の改善に貢献する可能性に対しても期待されていることが明らかとなった。