【社会】献金?利益率97%の政治資金パーティー[12/02/09]

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○事実上の献金?利益率97%の政治パーティーも

国会議員(落選中も含む)が開いた収入1000万円以上の政治資金パーティーのうち、収入に対する利益の
割合を示す「利益率」が90%を超えるケースが、総務省所管団体の2010年分で、少なくとも27団体、
40件にのぼることが、読売新聞の調べで分かった。

会場の収容人員に比べ、数倍ものチケットを販売しているケースも多い。識者は「対価性が薄く、事実上の
献金となっている疑いがある」と指摘している。

国民新党代表の亀井静香衆院議員の資金管理団体「亀井静香後援会」の10年分の政治資金収支報告書などに
よると、同団体は同年12月14日、国会議事堂近くの憲政記念館で政治資金パーティーを開催。2万円の券を
4008人に販売し、8016万円の収入があったが、報告書に記載された会場費などの経費を差し引いた収益は
約7551万円で、利益率は94・2%に上った。

憲政記念館は、飲食できる三つの会議室すべてをあわせても収容人員は約200人。飲食禁止で500席弱の
講堂を含めても約700人しか入らない。亀井事務所は、講堂と会議室両方を使い、1000人程度の参加者が
あったと説明。収容人員と比べると5倍以上、実際の出席者と比べても4倍のパーティー券を販売したことに
ついては「現行法に沿って処理しており、適切と考える」とコメントするにとどまった。

たちあがれ日本代表の平沼赳夫衆院議員の資金管理団体は、10年に東京都千代田区のホテルでパーティーを
5回開催し、計約1億3950万円の収入があったが、経費は計約404万円のみ。利益率は97・1%に達している。

現在、防衛政務官を務める民主党の下条みつ衆院議員の資金管理団体は10年5月28日、同区内のホテルの
収容人員120人の会場で朝食会を開催したが、券は505人に販売し、1010万円の収入を得た。経費は33万円
余りだったため、利益率は96・7%だった。

☆画像:パーティー券収入と寄付の取り扱いの違い
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120209-954322-1-L.jpg

□ソース:読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120209-OYT1T00732.htm