昨年から相次ぐNTTドコモの通信障害は、スマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)の普及で
急増するデータ通信量に、インフラ整備が追いついていない通信業界の危うさを浮き彫りにした。
携帯電話事業者は各社とも、データ通信の使用が多いヘビーユーザー向けの抑制対策や、
通信をさばくための設備投資に腐心しているが、スマホ特有の事情から完全に問題を解決するのは
難しそうだ。
スマホの売り物は、携帯大手以外の事業者や個人が作ったアプリ(アプリケーションソフト)を
利用して、機能を増やせることだ。しかし、1月25日にドコモで発生した通信障害では、
このメリットが裏目に出た。
通信障害の原因は、スマホの扱う情報量がドコモの想定を超えるほど多くなり、情報を処理する
「パケット交換機」の能力をオーバーしたことだった。情報量を押し上げたのは、スマホと
交換機との間で常時やりとりされる「制御信号」だ。
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http://mainichi.jp/select/biz/news/20120207k0000m020071000c.html