【長野】各地で豪雪、融雪剤確保ピンチ 国内生産追い付かず

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1禿の月φ ★
 県北部を含め各地で豪雪が続く中、塩化カルシウム(塩カル)など融雪剤の生産が間に合わず、
県内では新たに確保するのが困難な市町村が出ている。使用量を制限する市もあり、
住民の生活に影響を及ぼしかねない事態だ。

 融雪剤に、塩カルとともに塩化ナトリウムと塩化マグネシウムを配合した
「環境配慮型」の計2種類を使っている茅野市。市道にまく融雪剤は現在、
500キロ入りの袋が約100個残っているが、6、7回まくとなくなる量という。
区や自治会に配布する25キロ入りも残りは170袋。納入業者からは
「製品が入る見通しが立たない」との返答で、市建設課は
「日当たりの悪い場所にしかまかないようにしている」とする。
>>2以降に続きます)

ソース:信濃毎日新聞[信毎web]
http://www.shinmai.co.jp/news/20120204/KT120203FTI090025000.html
画像:茅野市内の市道で融雪剤をまいて走る市委託業者の車。雪がある場所だけをまくようにしていた
http://www.shinmai.co.jp/news-image/IP120203TAN000265000.jpg


2禿の月φ ★:2012/02/05(日) 05:51:12.89 ID:???P
>>1からの続きです)
 塩カルを中心に使う長野市も状況は同じ。納入業者から「なかなか入らない」と言われ、
坂道を優先的にまくようにしているという。市維持課は「少しずつ使うしかない」とこぼす。
「確保に四苦八苦している」(大町市)、「もう一回本格的な降雪があると
各地区に配る分がなくなる」(岡谷市)と、厳しい事情は各地に及ぶ。

 融雪に塩化ナトリウムを使う市でも入手が次第に難しくなっている。
松本市は「来週入る予定。週末に寒波が緩むようなのでぎりぎり間に合う」(市維持課)と話す。

 国内で主に塩カルを生産しているのは2社。
うち1社のトクヤマ(東京)の広報・IRグループ担当者は
「フル稼働しているが、注文にとても応えきれない」と説明する。

 融雪剤用の塩化ナトリウムを国内で生産してきた日本海水(東京)は主工場が福島県いわき市にあり、
東日本大震災の後は生産していない。同社によると、今冬の融雪剤用の塩化ナトリウムは
中国などからの輸入が頼りという。

 県内の納入業者によると、塩カルなどは使用量が気象に左右されるため、
各自治体とも大量備蓄せずに必要に応じて注文するケースが多いという。
想定以上の寒波に「今注文を受けても入ってくるのは1カ月後と伝えるしかない」と弱り顔だ。(了)