四川省資陽簡陽市内で28日午後2時ごろ、屎尿だめのなかのメタンが爆竹に引火する事故が発生した。
男児が、爆竹を屎尿だめの蓋(ふた)の穴に押し込んだためと分かった。中国新聞社が報じた。
屎尿だめのコンクリート製の蓋3個が吹き飛んだ。現場ちかくのマンションもコンクリートの破片の直撃を受け、
最も高い位置で6階の窓ガラスが割れた。
爆竹で遊んでいたのは児童3人で、路上のごみ箱に火のついた爆竹を投げ込んだりしたので、
近くの路上でトランプをしていた大人が叱責したばかりだった。大人たちが座っていたのは、事故現場から10メートルほど離れた場所だった。
トランプをしていた1人によると「ゲームを始めて、5枚目のカードを引いた瞬間に巨大な轟音がした」と述べた。
見ると、子ども2人が吹き飛ばされるのが見えた。1人が建物2階の高さまで、もうひとりは3階の高さまで飛ばされ、
街路樹の枝にいったんひっかかってから花壇に落下した。
吹き飛ばされたのは、今年5歳と8歳になる男の子。治療した病院の医師によると、かなりの重傷で集中治療室(ICU)に運ばれたが、
午後4時までに命はとりとめられる見通しになったという。子どもの母親は「枝に引っかかって花壇に落ちただけ、
運がよかった。コンクリートの路面に落ちていたら、もっとひどいことになっていた」と述べた。
トランプをしていた大人たちも、飛び散った破片が顔や手に当たってけがをした。(編集担当:如月隼人)
ソース サーチナ 1月31日(火)17時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120131-00000075-scn-cn