★なぜ人はネットであることないこと発言するのか
私が書いた文章やテレビでの発言は、ときどきツイッターなどで引用される。
そこに「カネをもらってやっている」「利権が絡んでいる」などといったコメントが記されているのを見て驚くことが多い。
もちろん事実無根だ。
その背景を考えてみた。
私の発言に関して「カネをもらっている」「利権が絡んでいる」などと、面と向かって誰かに言われたことはない。
実名の手紙の場合でも、そういう内容が書かれていたものはない。
したがって少なくとも私への反響を見る限り、これはおそらく「ネットならでは」と言ってよいだろう。
だとすると、ここからさらに考えられることはなにか?
ひとつは、「ネットには猜疑心の強い人たちが集まっている、
あるいは積極的に掲示板などにコメントを書き込む人たちは疑い深い」ということだ。
もちろん、これを証明する手立てはない。あくまで印象としての仮説だ。
たとえば、ものごとを100%全部信じたイノセントな意見をネットに書き込むより、
「あの発言の背景には○○がある」などと書き込むほうが、「自分は事情通」な空気をネットの他のユーザーに発信できる。
いわば自尊心を満足させる。そういう面があるだろう。
また、掲示板やツイッターなど短文でしかも短時間に議論する場合、
負けそうになるとか自分がよく知らない問題に関しては「あれは利権だろ○○の」と根拠レスの思いつきを書いておけば、
「オレは無知」などと自尊心を傷つけることなくその場をやり過ごすことができる。
こうした経験が積み重なると、自然と猜疑型ネット人格に遷移していくのではないか。
日経ウーマンオンラインから抜粋
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20120125/117201/?P=2 http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20120125/117201/?P=3 前スレ
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1327796104/