日本企業の男尊女卑の性差別に嫌気を差し、中国へ渡る日本女性が大量に続出している。
自らの能力と苦労に耐える精神を武器に、中国で新たな事業や生活を切り開いているのだ。
環球時報が日本メディアの報道を引用した。
共同通信の記事(14日付)によると、成長を続ける中国の国際都市、上海では自分の能力を証明するために
日本から渡ってきた女性たちが、リスクや失敗を笑い飛ばし、日本で培った温和な物腰と細やかな気配り、
そして異国で鍛えたコミュニケーション力を武器に輝いている。
「ずっとこんなじゃ嫌だ」。大手電機メーカーに努めていた長島芳恵さん(39)に、こうした考えが芽生えたのは9年前だった。
何かと「女のくせに」と言われ、上司に評価されれば男性同僚の嫉妬を買う。将来性ある中国で学ぼうと、上海留学に旅立った。
中国では語学学校に1年通った後、日系企業を経て、台湾系のコンサルタント会社に就職した。
社内唯一の日本人だったが、営業の第一線で活躍するだけでなく、中国政財界との人脈づくりという重任も担った。
「こんな大役を任されるなんて、日本では絶対にあり得ない」。さらに自分を高めるため、日系企業に転職。約1年で秘書長に抜擢された。
>>2へ続く
http://jp.eastday.com/node2/home/xw/gj/userobject1ai64151.html 前スレ(★1:2012/01/15(日) 17:07:36.64)
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1326614856/ >>1の続き
記事によると、上海には長島さんのように日本の企業を離れ、ゼロからスタートした女性が多い。
従来のしきたりに固執し、女性を戦力と見なさない多くの日本企業。不況下で激しくなる採用時の性差別。
彼女たちをこの選択へと後押しする理由はいくつもある。大学時代から約10年間上海に暮らす野口佐代子さん(28)は
「何人か集まると、必ず夢を語る」と日本との違いを指摘する。雲井美千子さん(29)は「何でもできる気がする」と言う。
上海で数年働いた後に日本へ戻ったが「もう一度勝負したい」との思いを抱き、日系企業の営業職として今年初めに再び上海へ来た。
「出る杭を打つのではなく、学ぼうとする」社会の空気が、自分を成長させると感じている。
活躍しているケースが多いが、バスに1時間揺られて郊外の団地で営業をし、地元男性に混じって10元のランチを食べ、
連日会社で深夜まで報告書を書くなど、非常に苛酷な勤務環境の日本女性もいる。
月給は数万〜20数万円と日本より低いが、雲井さんは「こうした経験が将来に生きると、みな楽しんでいる」と言う。
中国での企業を望む日本女性も多いが、リスクは大きい。現地のパートナー選びを誤ると痛い目に遭う。
だが上海でブライダル会社を立ち上げた陰山奈央子さん(34)は「失うものは何もないのに、
何を恐がることがあるの?」と、こうしたリスクを楽しんでいるようだ。「1年後はどうなっているかわからない。そこが面白い」--。
(おわり)