やっぱり日本の国会議員の歳費はベラボーだった――。
イタリアのモンティ政権が国会議員の月額の平均収入を調査したところ、
諸手当を含めて1万6000ユーロ(約160万円)超に上ったという。
フランスやドイツと比べて約5〜6割も多く、スペインに比べると約4倍。
欧州ではケタ外れに高いと批判が噴出している。
確かに、とても債務危機に直面している国とは思えない厚遇ぶりだが、
これをはるかに上回っているのが、日本の国会議員だ。
「日本の国会議員の歳費は月額129万円で、これに年間635万円のボーナスが加わり、
給料だけで年収は約2200万円にもなります。
さらに『文書通信交通滞在費』で年間1200万円が支給されるほか、JR無料パスや無料航空券、
格安の豪華宿舎、公用車も付く。公設秘書の給与なども含めると、議員1人につき年間1億1000万円以上の税金が使われている。
1000兆円もの借金を抱え、財政危機でイタリアになる――と国民に大増税をあおりながら、
自分たちはイタリア議員の何倍もの税金をふんだくっているのです」(政治ジャーナリスト)
3月の震災で、いったんは毎月50万円の歳費カットを決めたが、9月でアッサリ終了。
冬のボーナスも満額支給(約290万円)というから国民をバカにしている。
野田ドジョウ首相が「ネバー、ネバー」なんて叫んだところで、国民はシラけるばかりだ。
http://gendai.net/articles/view/syakai/134513