【経済】主要122社アンケ:23%が新卒採用で外国人増

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1再チャレンジホテルφ ★:2012/01/05(木) 00:08:22.15 ID:???0
 毎日新聞が3日まとめた主要122社を対象としたアンケートで、13年春入社予定の新卒採用で外国人を増やすと回答した企業は
全体の23.0%にあたる28社にのぼった。進出先の海外で雇用を増やすなど、海外の成長市場の取り込みに力を入れるためだ。
10年後に外国人社員が増えると答えた企業は半数超の62社(50.8%)だった。日本経済の懸念材料に
「円高」を挙げた企業は9割弱の106社にものぼり、円高で海外に活路を求める企業は今後も増えそうだ。

 また、景気の現状を「横ばい」と答えた企業が54.1%の66社と半数を超え、昨年7〜8月の調査(119社が対象)の
44社(37.0%)から大幅に増加。「回復」の回答が減り、景気の回復ペースの鈍化が浮き彫りになった。
アンケートは、昨年11月中旬〜12月中旬に行い、原則、各企業の社長・会長に回答を求めた。

 13年春に外国人採用を「増やす」としたのは、「海外出店の加速」(ファーストリテイリング)、
「アジアシフトの中期経営計画に基づきアジアで採用を増やす」(イオン)など、
海外での事業拡大を急ぐ企業が目立った。「変わらない」と答えた企業は45社(36.9%)、「減らす」はゼロだった。

 10年後の雇用の変化(複数回答)では、「中途採用の増加」(36社)、「能力給の度合いを強化」(20社)を挙げる企業も目立った。

 景気の現状について、「回復」と答えた企業はゼロで、「緩やかに回復」は34社(27.9%)。
東日本大震災の影響からの回復途上だった昨夏の調査では、合わせて計62社(52.1%)だったが、大幅に減った。
「欧州債務問題の深刻化、円高、タイの洪水の影響など環境が悪化している」(大日本印刷)など、
「悪化」「緩やかに悪化」と答えた企業が計21社(17.2%)あり、昨夏調査の計13社(10.9%)から増えた。

 景気の先行きは、「横ばい」が、ほぼ半数(59社、48.4%)を占めたが、
「復興需要が本格的に出てくる」(日立製作所)など、「良くなる」と答えた企業も3割強(43社、35.2%)あった。【浜中慎哉】

毎日新聞 2012年1月3日 19時48分(最終更新 1月3日 23時38分)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120104k0000m020056000c.html